番組の内容をご紹介いたします。ぜひ、お楽しみください。
5月10日放送 [ 第二回 ]
< ゲストのボディリートーク > [ 睡眠と枕のお話 ]
ゲスト:まくら株式会社 代表取締役社長 河元智行様
【まくら株式会社ホームページはこちらから】
みなさんこんばんは、ボディリーコンシェルジュの小川薫です。
「ボディリー」これは身体全体とそれに関係する全てをトータルに見た言葉です。
この番組では、様々なゲストをお呼びしながら、みなさまのよくあるお悩みをボディリーな視点でお話ししていきます。
この時間に起きている方の中には、「早く寝たいのに眠れない」方もいらっしゃるのではないでしょうか?今日は私のサロンのお客様でも多いお悩みの1つ、睡眠をテーマにお届け致します。早速、今日のゲストをご紹介いたします。眠りには大切なまくらを専門に取り扱う「まくら株式会社」代表取締役社長の河元智行さんです。河元さん今日はよろしくお願いいたします。
河元さん: どうも、よろしくお願いいたします。
小川:早速ご質問させていただきたいのですが、河元さんはなぜまくらの会社をやろうと思われたんですか?
河元さん:そうですね。昔は全く枕には興味がなかったんですけど、とあるきっかけで枕を買い換えたらその枕がもう全然合わなくて、もうそれ以来、夜寝ていても肩は痛いし、頭痛もしますし、寝つきは悪いし、朝起きたら気分は悪いしで、その時初めて枕ひとつで生活が変わっちゃうんだなということに気が付いて、それから枕を探す旅じゃないですけども、いろんな枕を買ったり、計測して枕を作ったり、しまいには自分で枕を作っちゃったりしてですね。そんなことをやっていて、その体験記をHPで公開をしていたそのHPが人気になってきて、じゃあ今度は枕を売ろう!とうことで、枕を売りはじめた感じなんですよね。 今まで寝具業界にいたことはなくて、どちらかといえば消費者的な立場で枕が合わなかった被害者のひとりという感じです。前は家電量販店で仕事やっていましたので、全然関係ないところだったんですけど、突然急に枕ということになってしまって、それが今仕事になっています。
小川:ご自身で最初枕を作られたというのはどんな枕を作られたんですか?
河元さん:最初手作りだったんですけど、綿みたいなのを詰め込んで、その上にビーズみたいなものを詰め込んだんですけど、本当にもうボロくて、全然合わなくて、結局素材を持って、とある工場にこんな形で作って欲しいっていう感じで持っていって、結構大きめの、柔らかくて大きいやつを作ったんですけど、でもそれも合わなかったんですよね。まあそれで三ヶ月くらいいろいろ作ってようやく自分に合うのが、見つかったっていう感じですね。
小川:そこまでして、ご自身で作ろうと思うのもすごいですね。
河元さん:だって合わないので、夜が苦痛なんですね。その当時は朝も早かったので、睡眠の質が悪いとやっぱり仕事にも影響がでますし、ケアしていかなくちゃいけないなと思って、こつこつ修正を重ねて作っていった感じですね。
小川:河元さんの会社は「まくら株式会社」ですが、まさにまくらのスペシャリストですよね!
河元さん:そうですね。恥ずかしい社名なんですけど、そのままで、基本的には枕に専門特化をした販売をしているような感じですね。
小川:扱っている枕の数って、どれくらいあるんですか?
河元さん:今、枕だけで、800種類くらいです。日本のものもあれば、海外のものもありますし、いろんな形のものもありまして、どんどん増えてはいますけど、今はもう日本中の枕をかき集めているところですね。枕っていっても結構幅広くて、抱き枕とか腰枕とか、足枕とかそういうのも扱っていまして、全てをいれると大体7500商品くらいを、今は扱っています。
小川:私のサロンでも、よくお客様に枕の相談をされることが多くて、私の方では医学的な視点から、首の骨の高さや寝返りを打ちやすいものなどをアドバイスさせていただいているのですが、これだけ枕の種類があると私のお客様の悩みも全部カバーできますよね。
河元さん:そうですね。なかなかうちもこれっていう枕はご提案しにくいんですけど、枕選びで重要な要素っていうのはいろいろあるんですけど、その中でもやっぱり枕の高さっていうところが結構重要で、私も自分で探しているときにいろいろ探していたんですけど、やっぱり高さの好みっていうのはみなさん結構あって、わたしが今使っているのは結構低めの枕を使っているんですけど、誰々さんにはこの枕が合うとかこの高さが合うというのは一概にはいえないっていうのはあると思いますけどね。
小川:実際に、枕を変えたときに合わないっていう相談もあるかと思うのですが、そんな時はどんなアドバイスをされているんですか?
河元さん:やっぱり、うちにお問い合わせいただくお客さまのほとんどが、枕が合わないっていうお問い合わせが、1日に何10件、何100件って来るときもあります。ただ今の枕でも、見捨ててしまうのはちょっとかわいそうで、今ある枕もちょっと改良すれば合うようになるんです。
小川:実際にどうしたらいいんですか?
河元さん:例えば今の枕を、低く感じるという方がいらっしゃったら、バスタオルを一枚用意していただいて、枕の下にバスタオルを半分に折ったり4つ折りにしたりして、枕の高さをちょっと上げてあげる。そうすれば、枕の高さがちょっとだけ高くなりますし、逆に今の枕が高すぎると思っているお客様は、バスタオルを肩から下の胸の下あたりに敷いて胸の辺りを高くしてあげる。基本的に枕の高さは、頭と肩の高低差によって枕の高さが出てしまうので、胸元をちょっと上げてあげると高低差がなくなるので、バスタオルでいろいろカスタマイズをして、いろいろ思考錯誤をしていただければ、結構合う枕に近づけられるかなとは思うんですよね。
ゴルフでいえば、最初からホールインワンを狙うのではなくて、ある程度ドライバーでまずピンまで近づけて、その近づけるのは私たちの仕事で、後の細かい微調整はお客様の方でやっていただいて、最後はカップに入れていただく。そんなイメージですかね。
小川:分かりやすいですね。合わないから捨ててしまうのではなく、大事に物を扱うのってすごく大切なことですよね。
河元さん:恥ずかしい話、私なんかはもう完全に枕オタクっていうか枕マニアでして、枕に感情があるような気がしてしまって、なんかかわいそうになってしまうんですよね。私は前にあるきっかけで枕を変えてしまったんですが、その前の枕はもう8年くらい使っていて、8年も使っていると汚くなっているんですが、それに愛着も何もなかったんですけど、捨ててしまってからその枕のよさをかみ締めたっていうか、恋人を捨ててしまって、後から前の彼女の方がよかったみたいなそんな気分で、新しい彼女とは合わなくてっていうかですね。
小川:そんな経験もおありですか?
河元さん:まあ、いっぱいありますけど(笑)。
それが枕にも感じて、枕って結局陰ながら支えてくれている人っていうか物っていうかですね。例えば今日家に帰って布団の上の枕がなくなっていたら、その大切さに気づくっていうか、初めてその悲しさに気づくと思うんですよね。
いなくなって初めてその大切さに気づくっていうか、そんな風にいつも考えてしまっていて、何かすぐぽいって捨ててしまうのは、なんとも私も悲しくなってくるというか、「枕くん」という感情がある人がいるというイメージをいつももってはいますね。
小川:そういえばHPにも「枕くん」登場していますよね。すごくおもしろいですよね。
河元さん:ドラマ仕立てになっているんですけど、彼女さんが失恋をして、それをまあ・・・いろいろあるストーリーなんですけど。
小川:それもおもしろいのでみなさんも是非ご覧になってください。
そういえば、先日河元さんに抱き枕いただいたじゃないですか?あれが、もう本当によかったです。
河元さん:抱き枕は本当に売れていまして、昔は抱き枕という考え方自体もなかったんですけれども、今は横向きで眠りたい方が、横向きで眠るときに抱き枕を抱くと、片方の肩への負担が少なくなって、手と足をのっければ体圧が分散しますので、その横向きで眠る方がやっぱり抱き枕を買われたり、後は妊娠中の方がシムス体位というか横向きで眠らないといけないという方が結構多くて、そういった方が今抱き枕を買っていますし、後やっぱり、ただ抱きついているだけで安心するっていう、そういうのがやっぱりあるみたいで、私なんかもかけているタオルケットとかくるくる丸めて昔から抱いていますけれども、そういったことで抱き枕は今見直されていて、枕以上に数的には、売れてますね。
小川:精神的な部分でもすごく満たされますもんね。
河元さん:そうなんですよね。無意識に抱いちゃうんですよね。
小川:後、手触りもすごく気持ちがよくって・・・
河元さん:いろんな抱き枕がありますけど、売れてるのは極小ビーズといってビーズが沢山入ったもので、なんていうんですかね、言葉ではいいにくいんですけど、ムニュムニュした抱いているだけで癒されるみたいなですね、そういうので人気になっていますね。
小川:河元さんご自身は、どんな枕を使っていらっしゃるんですか?
河元さん:う〜ん、そうですね。合計でいったら300種類くらいは使ったことがあると思うんですけど、仕事柄いろんな会社さんからサンプルを頂いたり、試し寝をしなくちゃいけなくて、いろんな枕を使っていたら最近ちょっと首を痛めてしまって、3日に1回くらい枕を変えているともう首が痛くなってしまって、それ以来タオルケットをくるくる丸めて、枕を使わずに寝ている状態で、まくらやさんがいうのも恥ずかしい話なんですけど・・・。
小川:職業病みたいな感じですね。
河元:そうなんですよね。昼間は仕事をして、夜家に帰っても仕事をしているみたいな感じになってしまって、本当に枕の夢みちゃうんですよね。
小川:うなされそうですね。
河元さん:もう24時間まくらみたいな感じになってしまっているので、で今はもうタオルケットを丸めて使ってますね。
小川:よく眠れていますか?
河元さん:もちろん眠れています。寝つきだけはめちゃめちゃいいんで、2分くらいで寝ちゃいますね。 ちょっと余談なんですけど、昔私は、枕棚っていうタンスみたいなところに、枕を7個くらい入れて、眠る前に今日はどの枕で寝ようかなみたいなことをやっていたんですよ。今日の気分みたいなのに合わせて、これもまた彼女を選ぶ気分ではないですけども、今日はこの子みたいな感じでですね。
小川:多すぎますよ〜(笑)。
河元さん:当時自分の中で1群、2群みたいのがあって、補欠とかレギュラーみたいなのがあってですね、季節によってそのレギュラーも入れ替わったりして、冬とかだと柔らかい羽枕とかふわふわしたものだったりとか。
小川:あたたかいような感じですね。
河元さん:そうなんですよね。で、春になると手反発枕がよくなったり、夏だったらやっぱりそば殻枕がよくなったりとか、季節によって変えていましたし、それ以上に気分で変えていっているっていう寝る前の勝手な楽しみというか、それもちょっと気持ち悪い話なんですけど、夜寝る前にうふふふって楽しんでましたね。
小川:私のサロンでもよく眠れないっていう相談に来る方がすごく多いんですけど、まくら以外の不眠対策についても、ちょっとお話したいなと思います。もしも、身体の肩こりとか頭痛などそういった苦痛があれば、それをまずマッサージで取り除いて、そういうのがあると痛くて眠れないってことがあるじゃないですか。なのでそういうのがあったらそれを取り除いて、他に身体以外のことでも、心配事があったり緊張状態が長く続いている人ってなかなか眠れないので、それをリラックスモードというかおやすみモードに切り替えるために、アロマを使ったり音楽だったりその方の精神状態に合わせていろいろ提案もしているんですよね。 他にも神経を鎮めるハーブやお食事だったり、呼吸の仕方、ストレッチなど、他にもいろいろ方法があるので、それもそれぞれ合わせて提案している感じです。
河元さん:なるほど。やっぱり睡眠は総合的に考えないといけなくて、まくらだけのせいとかそういうことはないんですよね。香りとかそういうアロマも重要だと思いますし、運動とかも必要だと思いますし、トータルで考えないとなかなか改善ていいうのは難しいかもしれないですね。
小川:では!簡単におやすみモードになれる、簡単にできることっていうので、深呼吸を一緒にやってみたいと思います!!
河元さん:それでリラックスできるんですか?
小川:はい!河元さんも是非ご一緒にお願いします!
河元さん:はい、是非!
小川:まず、鼻でゆっくり5秒吸って、その後に口から5秒かけてゆっくり吐きます。鼻から5秒、口から5秒ですね。それではいきます! 実践(スー、ハー 、、、、。)
小川:どうですか?
河元さん:眠くなってきましたね。
小川:そうですよね〜。これを何回か続けるだけでも、簡単に神経がリラックスモードに切り替えることができます。
河元さん:簡単ですよね。これだけでいいんですね。
小川:緊張しているときは、どうしても呼吸が浅く速くなってしまうんですけど、逆にリラックスしているときは、ゆっくりと深い呼吸をしているので、その呼吸を意識的に変えることによって、オンとオフをこうやって切り替えることができるんです。
河元さん:なるほど。(スー、ハー)ですね。
小川:はい。ラジオの緊張も取れそうですよね。
河元さん:取れそうですね。最初にやっておけばよかったですね。 みなさんも是非眠れないときにやってみてください。
小川:河元さん!眠りは健康で過ごすのにとても大切な要素ですが、私も将来いろいろなお客さまのお悩みをカバーできるようなオリジナルの枕を作りたいと考えているので、そのときはどうぞ是非よろしくお願いいたします!
河元さん:そのときは是非ご相談いただければ、どんな形でもおつくりする事できますし、最悪私の腕枕でもいいので、いくらでもご提供します(笑)。
小川:限定1名しかないですけど(笑)。
河元さん:限定2名ですかね。
小川:2名ですか?ちょっと嫌ですけどね(苦笑)。 余計寝れなそう。
河元さん:ご要望があれば。それはちょっと難しいですかね。
小川:ではちょっと限定2名で募集してみましょうか。 では、睡眠にお悩みの方は、是非私のサロンやまくら株式会社さんへ相談してみてくださいね。 実は明日、河元さんは私のサロンへご予約をいただいているんですよね?
河元さん:そうなんですよね。実はそれを楽しみにしていまして、1回行ったらはまってしまって、なんていうんですかね、普段刺激のないところを押されたりすると、それが脳みそにいって、それで脳みそが活性化するような感じがします。 やっぱり男性ってそういう行き着けの所ってないじゃないですか。女性であれば聖域みたいなものがいっぱいありますけれど、男性ってなかなか行けるところがなくて、やっと私もなんか居場所を見つけたみたいな感じですね。
小川:(マッサージは)私の所がはじめてですか?
河元さん:足つぼとかはやってもらったことはあるんですけど、今考えるとすごく適当にやられていたような感じがします。やっぱり小川さん上手いですよね。プロですよね。全然違うんで、そういうのは結構疑い深い方なんですけど、今はもう毎月の楽しみになっています。またよろしくお願いします。
小川:最後に河元さんの方から一言いただいてもいいでしょうか。
河元さん:先ほども話しましたけども、うちの会社ではインターネットの方で枕を販売しておりまして、「まくらと眠りのおやすみショップ」というお店を、楽天市場の方でやっております。そちらの方に、まくらが800種類、寝具関係で7500種類ございますので、是非お時間あったら見てみていただければと思います。
小川:みなさん是非お悩みの方は見てみてください。
河元さん:是非今使っている枕を振り返って、後頭部だけ向けてないでですね、是非今日枕を見てみていただいて、話し合いをしていただければと思います。大切にしていただければ幸いですね。
小川:今日はとても楽しかったです。ためになるお話どうもありがとうございました。まくら株式会社の河元智行さんでした。
それではそろそろお別れの時間です。
ボディリーコンシェルジュサービスを受けられるサロンは白金台でやっております。小川:早速ご質問させていただきたいのですが、河元さんはなぜまくらの会社をやろうと思われたんですか?
河元さん:そうですね。昔は全く枕には興味がなかったんですけど、とあるきっかけで枕を買い換えたらその枕がもう全然合わなくて、もうそれ以来、夜寝ていても肩は痛いし、頭痛もしますし、寝つきは悪いし、朝起きたら気分は悪いしで、その時初めて枕ひとつで生活が変わっちゃうんだなということに気が付いて、それから枕を探す旅じゃないですけども、いろんな枕を買ったり、計測して枕を作ったり、しまいには自分で枕を作っちゃったりしてですね。そんなことをやっていて、その体験記をHPで公開をしていたそのHPが人気になってきて、じゃあ今度は枕を売ろう!とうことで、枕を売りはじめた感じなんですよね。 今まで寝具業界にいたことはなくて、どちらかといえば消費者的な立場で枕が合わなかった被害者のひとりという感じです。前は家電量販店で仕事やっていましたので、全然関係ないところだったんですけど、突然急に枕ということになってしまって、それが今仕事になっています。
小川:ご自身で最初枕を作られたというのはどんな枕を作られたんですか?
河元さん:最初手作りだったんですけど、綿みたいなのを詰め込んで、その上にビーズみたいなものを詰め込んだんですけど、本当にもうボロくて、全然合わなくて、結局素材を持って、とある工場にこんな形で作って欲しいっていう感じで持っていって、結構大きめの、柔らかくて大きいやつを作ったんですけど、でもそれも合わなかったんですよね。まあそれで三ヶ月くらいいろいろ作ってようやく自分に合うのが、見つかったっていう感じですね。
小川:そこまでして、ご自身で作ろうと思うのもすごいですね。
河元さん:だって合わないので、夜が苦痛なんですね。その当時は朝も早かったので、睡眠の質が悪いとやっぱり仕事にも影響がでますし、ケアしていかなくちゃいけないなと思って、こつこつ修正を重ねて作っていった感じですね。
小川:河元さんの会社は「まくら株式会社」ですが、まさにまくらのスペシャリストですよね!
河元さん:そうですね。恥ずかしい社名なんですけど、そのままで、基本的には枕に専門特化をした販売をしているような感じですね。
小川:扱っている枕の数って、どれくらいあるんですか?
河元さん:今、枕だけで、800種類くらいです。日本のものもあれば、海外のものもありますし、いろんな形のものもありまして、どんどん増えてはいますけど、今はもう日本中の枕をかき集めているところですね。枕っていっても結構幅広くて、抱き枕とか腰枕とか、足枕とかそういうのも扱っていまして、全てをいれると大体7500商品くらいを、今は扱っています。
小川:私のサロンでも、よくお客様に枕の相談をされることが多くて、私の方では医学的な視点から、首の骨の高さや寝返りを打ちやすいものなどをアドバイスさせていただいているのですが、これだけ枕の種類があると私のお客様の悩みも全部カバーできますよね。
河元さん:そうですね。なかなかうちもこれっていう枕はご提案しにくいんですけど、枕選びで重要な要素っていうのはいろいろあるんですけど、その中でもやっぱり枕の高さっていうところが結構重要で、私も自分で探しているときにいろいろ探していたんですけど、やっぱり高さの好みっていうのはみなさん結構あって、わたしが今使っているのは結構低めの枕を使っているんですけど、誰々さんにはこの枕が合うとかこの高さが合うというのは一概にはいえないっていうのはあると思いますけどね。
小川:実際に、枕を変えたときに合わないっていう相談もあるかと思うのですが、そんな時はどんなアドバイスをされているんですか?
河元さん:やっぱり、うちにお問い合わせいただくお客さまのほとんどが、枕が合わないっていうお問い合わせが、1日に何10件、何100件って来るときもあります。ただ今の枕でも、見捨ててしまうのはちょっとかわいそうで、今ある枕もちょっと改良すれば合うようになるんです。
小川:実際にどうしたらいいんですか?
河元さん:例えば今の枕を、低く感じるという方がいらっしゃったら、バスタオルを一枚用意していただいて、枕の下にバスタオルを半分に折ったり4つ折りにしたりして、枕の高さをちょっと上げてあげる。そうすれば、枕の高さがちょっとだけ高くなりますし、逆に今の枕が高すぎると思っているお客様は、バスタオルを肩から下の胸の下あたりに敷いて胸の辺りを高くしてあげる。基本的に枕の高さは、頭と肩の高低差によって枕の高さが出てしまうので、胸元をちょっと上げてあげると高低差がなくなるので、バスタオルでいろいろカスタマイズをして、いろいろ思考錯誤をしていただければ、結構合う枕に近づけられるかなとは思うんですよね。
ゴルフでいえば、最初からホールインワンを狙うのではなくて、ある程度ドライバーでまずピンまで近づけて、その近づけるのは私たちの仕事で、後の細かい微調整はお客様の方でやっていただいて、最後はカップに入れていただく。そんなイメージですかね。
小川:分かりやすいですね。合わないから捨ててしまうのではなく、大事に物を扱うのってすごく大切なことですよね。
河元さん:恥ずかしい話、私なんかはもう完全に枕オタクっていうか枕マニアでして、枕に感情があるような気がしてしまって、なんかかわいそうになってしまうんですよね。私は前にあるきっかけで枕を変えてしまったんですが、その前の枕はもう8年くらい使っていて、8年も使っていると汚くなっているんですが、それに愛着も何もなかったんですけど、捨ててしまってからその枕のよさをかみ締めたっていうか、恋人を捨ててしまって、後から前の彼女の方がよかったみたいなそんな気分で、新しい彼女とは合わなくてっていうかですね。
小川:そんな経験もおありですか?
河元さん:まあ、いっぱいありますけど(笑)。
それが枕にも感じて、枕って結局陰ながら支えてくれている人っていうか物っていうかですね。例えば今日家に帰って布団の上の枕がなくなっていたら、その大切さに気づくっていうか、初めてその悲しさに気づくと思うんですよね。
いなくなって初めてその大切さに気づくっていうか、そんな風にいつも考えてしまっていて、何かすぐぽいって捨ててしまうのは、なんとも私も悲しくなってくるというか、「枕くん」という感情がある人がいるというイメージをいつももってはいますね。
小川:そういえばHPにも「枕くん」登場していますよね。すごくおもしろいですよね。
河元さん:ドラマ仕立てになっているんですけど、彼女さんが失恋をして、それをまあ・・・いろいろあるストーリーなんですけど。
小川:それもおもしろいのでみなさんも是非ご覧になってください。
そういえば、先日河元さんに抱き枕いただいたじゃないですか?あれが、もう本当によかったです。
河元さん:抱き枕は本当に売れていまして、昔は抱き枕という考え方自体もなかったんですけれども、今は横向きで眠りたい方が、横向きで眠るときに抱き枕を抱くと、片方の肩への負担が少なくなって、手と足をのっければ体圧が分散しますので、その横向きで眠る方がやっぱり抱き枕を買われたり、後は妊娠中の方がシムス体位というか横向きで眠らないといけないという方が結構多くて、そういった方が今抱き枕を買っていますし、後やっぱり、ただ抱きついているだけで安心するっていう、そういうのがやっぱりあるみたいで、私なんかもかけているタオルケットとかくるくる丸めて昔から抱いていますけれども、そういったことで抱き枕は今見直されていて、枕以上に数的には、売れてますね。
小川:精神的な部分でもすごく満たされますもんね。
河元さん:そうなんですよね。無意識に抱いちゃうんですよね。
小川:後、手触りもすごく気持ちがよくって・・・
河元さん:いろんな抱き枕がありますけど、売れてるのは極小ビーズといってビーズが沢山入ったもので、なんていうんですかね、言葉ではいいにくいんですけど、ムニュムニュした抱いているだけで癒されるみたいなですね、そういうので人気になっていますね。
小川:河元さんご自身は、どんな枕を使っていらっしゃるんですか?
河元さん:う〜ん、そうですね。合計でいったら300種類くらいは使ったことがあると思うんですけど、仕事柄いろんな会社さんからサンプルを頂いたり、試し寝をしなくちゃいけなくて、いろんな枕を使っていたら最近ちょっと首を痛めてしまって、3日に1回くらい枕を変えているともう首が痛くなってしまって、それ以来タオルケットをくるくる丸めて、枕を使わずに寝ている状態で、まくらやさんがいうのも恥ずかしい話なんですけど・・・。
小川:職業病みたいな感じですね。
河元:そうなんですよね。昼間は仕事をして、夜家に帰っても仕事をしているみたいな感じになってしまって、本当に枕の夢みちゃうんですよね。
小川:うなされそうですね。
河元さん:もう24時間まくらみたいな感じになってしまっているので、で今はもうタオルケットを丸めて使ってますね。
小川:よく眠れていますか?
河元さん:もちろん眠れています。寝つきだけはめちゃめちゃいいんで、2分くらいで寝ちゃいますね。 ちょっと余談なんですけど、昔私は、枕棚っていうタンスみたいなところに、枕を7個くらい入れて、眠る前に今日はどの枕で寝ようかなみたいなことをやっていたんですよ。今日の気分みたいなのに合わせて、これもまた彼女を選ぶ気分ではないですけども、今日はこの子みたいな感じでですね。
小川:多すぎますよ〜(笑)。
河元さん:当時自分の中で1群、2群みたいのがあって、補欠とかレギュラーみたいなのがあってですね、季節によってそのレギュラーも入れ替わったりして、冬とかだと柔らかい羽枕とかふわふわしたものだったりとか。
小川:あたたかいような感じですね。
河元さん:そうなんですよね。で、春になると手反発枕がよくなったり、夏だったらやっぱりそば殻枕がよくなったりとか、季節によって変えていましたし、それ以上に気分で変えていっているっていう寝る前の勝手な楽しみというか、それもちょっと気持ち悪い話なんですけど、夜寝る前にうふふふって楽しんでましたね。
小川:私のサロンでもよく眠れないっていう相談に来る方がすごく多いんですけど、まくら以外の不眠対策についても、ちょっとお話したいなと思います。もしも、身体の肩こりとか頭痛などそういった苦痛があれば、それをまずマッサージで取り除いて、そういうのがあると痛くて眠れないってことがあるじゃないですか。なのでそういうのがあったらそれを取り除いて、他に身体以外のことでも、心配事があったり緊張状態が長く続いている人ってなかなか眠れないので、それをリラックスモードというかおやすみモードに切り替えるために、アロマを使ったり音楽だったりその方の精神状態に合わせていろいろ提案もしているんですよね。 他にも神経を鎮めるハーブやお食事だったり、呼吸の仕方、ストレッチなど、他にもいろいろ方法があるので、それもそれぞれ合わせて提案している感じです。
河元さん:なるほど。やっぱり睡眠は総合的に考えないといけなくて、まくらだけのせいとかそういうことはないんですよね。香りとかそういうアロマも重要だと思いますし、運動とかも必要だと思いますし、トータルで考えないとなかなか改善ていいうのは難しいかもしれないですね。
小川:では!簡単におやすみモードになれる、簡単にできることっていうので、深呼吸を一緒にやってみたいと思います!!
河元さん:それでリラックスできるんですか?
小川:はい!河元さんも是非ご一緒にお願いします!
河元さん:はい、是非!
小川:まず、鼻でゆっくり5秒吸って、その後に口から5秒かけてゆっくり吐きます。鼻から5秒、口から5秒ですね。それではいきます! 実践(スー、ハー 、、、、。)
小川:どうですか?
河元さん:眠くなってきましたね。
小川:そうですよね〜。これを何回か続けるだけでも、簡単に神経がリラックスモードに切り替えることができます。
河元さん:簡単ですよね。これだけでいいんですね。
小川:緊張しているときは、どうしても呼吸が浅く速くなってしまうんですけど、逆にリラックスしているときは、ゆっくりと深い呼吸をしているので、その呼吸を意識的に変えることによって、オンとオフをこうやって切り替えることができるんです。
河元さん:なるほど。(スー、ハー)ですね。
小川:はい。ラジオの緊張も取れそうですよね。
河元さん:取れそうですね。最初にやっておけばよかったですね。 みなさんも是非眠れないときにやってみてください。
小川:河元さん!眠りは健康で過ごすのにとても大切な要素ですが、私も将来いろいろなお客さまのお悩みをカバーできるようなオリジナルの枕を作りたいと考えているので、そのときはどうぞ是非よろしくお願いいたします!
河元さん:そのときは是非ご相談いただければ、どんな形でもおつくりする事できますし、最悪私の腕枕でもいいので、いくらでもご提供します(笑)。
小川:限定1名しかないですけど(笑)。
河元さん:限定2名ですかね。
小川:2名ですか?ちょっと嫌ですけどね(苦笑)。 余計寝れなそう。
河元さん:ご要望があれば。それはちょっと難しいですかね。
小川:ではちょっと限定2名で募集してみましょうか。 では、睡眠にお悩みの方は、是非私のサロンやまくら株式会社さんへ相談してみてくださいね。 実は明日、河元さんは私のサロンへご予約をいただいているんですよね?
河元さん:そうなんですよね。実はそれを楽しみにしていまして、1回行ったらはまってしまって、なんていうんですかね、普段刺激のないところを押されたりすると、それが脳みそにいって、それで脳みそが活性化するような感じがします。 やっぱり男性ってそういう行き着けの所ってないじゃないですか。女性であれば聖域みたいなものがいっぱいありますけれど、男性ってなかなか行けるところがなくて、やっと私もなんか居場所を見つけたみたいな感じですね。
小川:(マッサージは)私の所がはじめてですか?
河元さん:足つぼとかはやってもらったことはあるんですけど、今考えるとすごく適当にやられていたような感じがします。やっぱり小川さん上手いですよね。プロですよね。全然違うんで、そういうのは結構疑い深い方なんですけど、今はもう毎月の楽しみになっています。またよろしくお願いします。
小川:最後に河元さんの方から一言いただいてもいいでしょうか。
河元さん:先ほども話しましたけども、うちの会社ではインターネットの方で枕を販売しておりまして、「まくらと眠りのおやすみショップ」というお店を、楽天市場の方でやっております。そちらの方に、まくらが800種類、寝具関係で7500種類ございますので、是非お時間あったら見てみていただければと思います。
小川:みなさん是非お悩みの方は見てみてください。
河元さん:是非今使っている枕を振り返って、後頭部だけ向けてないでですね、是非今日枕を見てみていただいて、話し合いをしていただければと思います。大切にしていただければ幸いですね。
小川:今日はとても楽しかったです。ためになるお話どうもありがとうございました。まくら株式会社の河元智行さんでした。
サロンのHPは当番組のHPからもリンクしておりますので、ご興味のある方はご覧になってみてくださいね。
ラジオでもお話し内容も明日以降、HPで聞けるようになっており ます。こちらも是非チェックしてみてください。
質問や感想などメッセージもお待ちしております。
artmode@interfm.jp まで、たくさんのメッセージお待ちしております。
次回は、衆議院議員林潤さんをお迎えして、「投薬から予防へ」をテーマにこれからの医療についてお話していきます。
ボディリーモード、ここまでのお相手はボディリーコンシェルジュ小川薫でした。また来週お会いしましょう。