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番組の内容をご紹介いたします。ぜひ、お楽しみください。


※今回はナレーションのみとなっております。

6月7日放送 [ 第五回 ]

< ゲストのボディリートーク > [ 心で聞く音楽 ]
ゲスト:(株) EMIミュージック・ジャパン 梶望様

みなさんこんばんは。今週も始りましたボディリーモード。ボディリーコンシェルジュの小川薫です。
このラジオを聞いているみなさんは、音楽が大好きという方も多いですよね。
今日は「心に聞く」音楽をテーマにお届けいたします。
早速今日のゲストをご紹介いたします。

白金台「小町」オーナーシェフ 森川殉子様
小川:EMIミュージックジャパンでマーケティングのセクションチーフをなさっておいでで、宇多田ヒカルさんなども手掛けていらっしゃる梶望さんです。梶さん今日はよろしくお願いいたします。
梶さん:よろしくお願いします。
小川:マーケティングというとちょっとイメージがつきにくいのですが、今のお仕事内容は具体的にどんな内容なんでしょうか。
梶さん:まずですね、アーティストが音楽を作ります。で、音楽ができました。それを世の中のみなさんに聞いていただくために出しますよね。それを出すときにプランニングを練らなければいけないんです。どんな風に売り出そうとか、どんな風にお店で展開しようかとか、どんな風にラジオやテレビや雑誌で出して行こうだとかどんな風に世の中のみなさんの目に触れていただこうとか、そういったことを計画する、そういったセクションのチーフをやっています。
小川:そうなんですね。梶さんが今のお仕事を始めたきっかけはなんでしょうか。
梶さん:昔から音楽が好きだというのと、家族がみんな家庭も音楽に近い環境にあったというのもあって、学生時代にアルバイトをしていたレコード会社にそのまま就職したというのがきっかけです。
小川:ご両親は、音楽関係ってどんなお仕事をされていたんですか?
梶さん:うちの父が楽器職人で、マエストロっていうんですけど、クラシックの世界の言葉なんですが、ホルンのマエストロだったんですね。ですから家はクラシックの家庭だったんですけど、息子はJ−POPの世界に入ってしまいました。
小川:そうなんですね。梶さんが今まで担当されていたアーティストさんで、特に心に残るアーティストさんとか、エピソードがあれば教えていただいてもいいでしょうか。
梶さん:やっぱり冒頭ご紹介していただいたときにも入っていたアーティストなんですけど、宇多田ヒカルがブレイクしたのは、最も僕の人生の中でも忘れられない出来事ですね。
小川:今ではもう、誰もが知っているアーティストさんですもんね。
梶さん:そうですね。誰でもが知らないアーティストが、みんなが知る瞬間を経験出来たというのは、しかも日本一の記録を作ってしまったということは大変なことで、狙ってできることではなくて、誰もが経験できることではなくて、日本一を経験できるというのは唯一無二の経験だなと、誰も見たことのない景色を見させていただいたというのは、僕の中での非常にいい経験になりましたし、それがまあ自信にもなりましたし、みんなでその喜びを分かち合えたというのは、すごくいい経験をいい形でつませていただいていますね。
小川:そうですね。
梶さん:後は宇多田ヒカルに限らずなんですけど、やっぱりそのアーティストのライブとかに行ってですね、子供たちが、一生懸命そのステージ上のアーティストに向かって手をたたいたりしている姿を見るとぐっときますね。やっぱり子供はもう純粋に音楽を受け止めて楽しんでくれていて、音楽を聴きながら夢見てくれると思うんですね。子供たちに夢を見させてあげるっていうのがエンタメ業界の仕事としての使命だと思っているので、そういう姿を見るとやっぱりやっててよかったなって、すごくぐっときます。
小川:すごくいいお仕事ですね。
梶さん:ありがとうございます。
小川:それでは音楽を聞きましょう。梶さんのお勧めの音楽をお聞かせいただいてもいいでしょうか。
梶さん:この番組のオンエアも聞いてですね、こんな番組なんだと思いまして、当初予定していた曲からちょっと変えまして、大貫妙子さん今テレビのC,Mとかでも流れていますので、耳馴染みの方もいらっしゃるかもしれないですが、EMIから最近ベストアルバムが、セレクションとして出たんですけど、そのアルバムからSNOWという曲を聴いてください。

音楽  大貫妙子「SNOW」

小川:大貫妙子さんでSNOWでした。 疲れて、落ち込んでしまったときとかに聞きたい曲とかってありますか。
梶さん:やっぱりクラシックいいですね。改めて聞くと。モーツアルトのレクイエムだったりとか、マイルス・デイビスだったりとか、後は本当に疲れた時って、ボーカルものに関していうと声が優しい音楽が聴きたくなりますね。だからさっきの大貫妙子さんもすごく優しい声をされている方で、リラックスしたいときは声が優しい音楽を、自然と聞くようにしますね。
小川:私のサロンでもいつも音楽をかけているんですけど、人によってリラックスできる音楽って違っていて中には音楽自体がない方がいいっていうかストレスに感じられる人もいて、すごく個人差を感じているんですよね。やっぱりクラシックのようなゆっくりとした音楽だとしても、人によっては嫌だって感じることもあるんですよね。
梶さん:やっぱりその人それぞれに自分のツボにささる音楽っていうのがあって、その人がいいと思った音楽がその人にとっても最高の音楽になるんですよね。
小川:そうなんですよね。私も音楽の身体の効能とかでは、血圧が安定したりだとか免疫があがったりとか、他にも身体への効能がいろいろあって、精神的にも脳にもいいってことは知っていたんですけど、以前はもう私が選曲してそれを流すっていうやり方でしかなかったんですけど、梶さんと音楽についていろいろお話した後からは、前よりも音楽に興味をもつようになって、今ではお客様の好みも、きちんと把握して合わせて選曲とかもするようにしているんですよ。
梶さん:お〜すばらしい!大事だと思いますよ。音楽って本当に言葉では説明できないから音楽が必要なんだっていうくらい不思議なもので、それだけで高揚したり、それだけでなんか好きな子のことを思い浮かべられたり、それは科学では全く説明できない不思議な力が音楽にはあるわけですから、やっぱりその音楽が自分のリラックスできる場所だったら、最高にリラックスできる音楽が流れていたらその人にとってはすごく開放的な気持ちになれるのではないでしょうか。
小川:すごく不思議なんですけど、私が音楽に対して、気にして、ボリュームや、その方に合わせた音楽を考えてかけるようになってから、お客様が「この音楽いいね」っていうことが多くなってきて、さすがだねっていうのをいわれるようになって、梶さんのおかげだなと思って本当に感謝しています。
梶さん:ありがとうございます。
小川:梶さんにも私のサロンにたまにいらしていただいているんですけど、梶さんが私のサロンでいなと感じている部分があれば教えていただいてもいいでしょうか。
梶さん:小川さんのサロンは本当に個人サロンなので、いわゆる雑音がない、雑音というのは音だけではなくって視界的にも音もにおいも含めてなんですけど、その全てが自分のためにあるような錯覚を覚えてしまう・・・。
小川:いや錯覚じゃないですよ!
梶さん:それは小川マジックだと思うんですけど、
小川:本当にそんな気持ちでその人のことだけを考えてますから
梶さん:後は、小川さんから伝わってくる自信みたいな、なんか「治してやるぞ〜っ」ていう。本当にあの施術していただいて背中の痛みとかも取れたのでこれで治らなかったらなんだよって話になっちゃうんですけど逆にそうやって自分にプレッシャーをかけてちゃんと結果として出されるところはさすがだなと思います。
小川:ありがとうございます。お話は少し変わるんですけど、私はコンサートとかも好きで、たまにライブとかも行くんですけど、同じ音楽でもコンサートで聴くと全く違ったような感じがするのですが、それはどうしてでしょうかね。
梶さん:それはですね、やっぱりCDはライブには絶対勝てないんですよ。なぜかというとですね。ちょっと全問的な話になってしまうんですけど、CDというのは一番いいところを録音しているんですね。もっと詳しくいうと歌を録音するときもいくつかのチャンネルで何テイクか撮って、そのテイクのなかから、いいところをつなげて綺麗にしてですね、それでCDに焼くというような形で出来ていくんですね。だから非常に綺麗だし、何回聞いてもいい曲だねっていう風にみんな感じとれる作品としては完成度が高くなるんですけど、ライブはですね、CDとは違って1回限りなんですよ。当然CDよりも荒削りなところが出てきます。ちょっとリズムがなんでよく聞こえるかっていうと気持ちが1つなんですよ。歌っている最初から最後まで。やっぱり人の気持ちっていうのは1分1秒変わっていくものですから、どんなアーティストが何回歌ったとしても1回1回人間が歌っている限り違うんですよ。ライブというのはひとつの気持ちで歌っているからそれだけ気持ちが伝わるんですよね。だからCDは絶対勝てないのは、気持ちのところだと思うので、ライブっていうのは今日のテーマは心で聞く音楽っていうことでいいますが、心にダイレクトに響くものですから、その発信している側の気持ちがひとつであることはそれだけダイレクトにちゃんと気持ちが心に届くと。 小川さんも施術されるときには、心をその人のために集中してやらないと上手くいかなかったりもされると思うんですけど、アーティストも同じですね。
小川:梶さんにとって音楽ってどういうものですか。
梶さん:音楽ですか?!先ほども申し上げたようにやっぱり僕は、家族も結果的に仕事も、音楽とは切っても切り離せなくなってしまったので、本当にもうNO MUJIC NO LIFE じゃないですけど、そんな感じですね。本当に音楽というものに出会えてよかったと思います。音楽を通じていろんな人にも出会えましたし、音楽がないと本当に僕のこの人生はなかったと思うので、音楽に今はすごく感謝していて、感謝する対象の存在ですかね。それと、先日ピーターバラカンさんという方にお会いしたときにですね、最初ピーターバラカンさんを僕は音楽評論家としてゲストとしてお招きしていたんですけど、そしたらそのピーターバラカンさんは「僕の事を決して音楽評論家とは呼ばないでください」となぜなら、彼は、「趣味で仕事をしているからです。」っていうことをおっしゃられてて、「その事に対して自慢とも思ってないし、音楽評論家とはまた別の視点で活動しているので、音楽評論家とは呼ばないでくれ」っておっしゃられてすごい素敵だなと思ったんです。僕は今紹介していただいたようにEMIミュージックの梶さんです!っていわれないと僕の存在っていうのはないんですよ、公共の場では。やっぱりこういう仕事をしているから、きっといろんな言葉に説得力もでてくると思うし、いろんな話も聞いていただけると思うんですけど、またアーティストも信頼してくれると思うんですけど、やっぱりそういう肩書であったりだとか何かにすがらないでも梶望っていう一個人として見られるような境地にですね行けるように頑張りたいなと思っています。
小川:梶さんなら、絶対大丈夫ですよ!
梶さん:本当ですか。どうもありがとうございます!がんばります。
小川:最後に梶さんの方から一言いただいてもいいでしょうか。
梶さん:はい!ここは宣伝をしていいということだったので、直接今アーティストで担当しているのは宇多田ヒカルなんですが、先日初のアーティストブックといのを出しまして、デビュー10周年をもう迎えたんですけど、それを記念して一度まとめてみようということでして、2冊10年分の本人を振り返る文章もあれば、オフィシャルインタビューをまとめたものもあれば、語録もあればということで、すごく編集が大変だったんですけど、自分が作っていて面白いなっていう本が出来たので、リラックスできる音楽できれば、宇多田ヒカルの音楽と共にですね、その本を広げていただいて、こんな考え方してるんだという、結構考え方がすごくしっかりしたアーティストなので、あ〜こういう考え方もあるんだという新しい発見もいろいろあるのでファンだけでなくみなさんに読んでいただいてご感想をいただきたいなと思っております。
小川:そうですね。この前私も見させていただいて、すごい宇多田ヒカルさんらしいっていうかすごく面白かったです。
梶さん:ありがとうございます!そうなんです。彼女はすごく嘘っぽいものが嫌いっていうのが昔からあってすごくストレートに自分のことも表現していて本当に隠さない、それを本当に音楽でもいい意味でも悪い意味でも媚びずに、常に自分と戦っていい意味でみんなを裏切っていこうという、同じことやっていてもしょうがないじゃん!っていうのが昔からのキーワードなんで、付いて行く方はすごく大変なんですけど、それだけやりがいがあるんですよね。僕らにとってはやっぱりその分仕事は大変なんですけど、大変だからこそ達成感っていうのがあるんですよね。これが片手間でできる仕事だったらきっと達成感はないし、きっと10年間一緒にやれてないと思いますね。一緒にチャレンジしてきたからこそずっと担当できたと思いますし、そういうチャレンジの精神はいつまでも忘れずに頑張っていきたいなと思っています。頑張りましょう!チャレンジで!
小川:梶さん今日は楽しいお話をありがとうございました!
梶さん:こちらこそありがとうございました。
小川:EMIミュージックジャパンの梶望さんでした。

次回も様々な職種や年齢の方をゲストにお招きしながら、自分の身体作りをもっと身近に感じてもらえるよう様々な角度から見たボディメンテナンスについてお話していきます。

ボディリーコンシェルジュサービスを受けられるサロンは白金台でやっております。サロンのHPは当番組のHPからもリンクしておりますので、ご興味にある方は是非ご覧になってみてくださいね。ラジオでのお話内容も、明日以降私の会社のHPでも聞けるようになっております。こちらも是非チェックしてみてくださいね。

この番組への感想、私小川薫への質問がございましたら、
artmode@interfm.jp まで沢山のメッセージお待ちしております。

次回は、税理士法人タクティクス代表、矢口岳史さんをお迎えして「社長のボディメンテナンスをテーマにお話ししていきます。ここまでのお相手はボディリーコンシェルジュ小川薫でした。

また来週お会いしましょう。

小川薫ラジオ番組ボディリーモード

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